4/ 祈りの朝 | 書肆半日閑(しょしはんじつかん)

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朝の祈り 本表紙

朝の祈り

ゲルトルート・ロイテンエッガー 著

五十嵐蕗子 訳


原書: Gertrud Leutenegger, “Matutin”
Suhrkamp Verlag Frankfurt am Main 2008
総頁数: 220頁
四六判、上製
発行年月日: 2017年10月31日
ISBN: 978-4-88303-446-8
定価: 2500円+税
発売: 三元社

 

解説

 夜となく昼となく、苦悩と愛の追憶が「わたし」を訪れる。語り手が学芸員として、かつての野鳥の捕縛の塔を模した記念塔で、三十日を過ごすうち、彼女の瞑想を破って、外国の女性が塔に現れる。その運命はしかし、野鳥の運命と繋がっているのだろうか。

 

繊細なタッチで、揺れ動く心を描く、現代スイスの女性作家、ゲルトルート・ロイテンエッガー。
『ポモナ』につづく邦訳二作目の小説

 

著者紹介

ゲルトルート・ロイテンエッガー

ゲルトルート・ロイテンエッガー

Gertrud Leutenegger

1948年シュヴィーツ(ドイツ語地域)生まれの現代スイスの女性作家。長年スイスのイタリア語地域に暮らすが、現在はチューリヒに在住し、作品(いづれもドイツ語)を発表。最近の著作は、小説Pomona『ポモナ』(2004)、Gleich nach denm Gotthard kommt der Mailänder Dom『ゴッタル峠の直ぐ後にミラノ司教座大聖堂が来る』(2006)、Matutin『朝の祈り』(2008)、Panischer Frűhling『パニックの春』(2014)など。

 

 

訳者紹介

1944年東京都生まれ 1975年早稲田大学大学院文学研究科ドイツ語ドイツ文学博士課程修了。ドイツ語教員として国立音楽大学に2009年まで勤務。

訳書:

  • ユルゲン・ゼールケ著『女たちは書く―ドイツ・オーストリア・スイス現代女性作家の素顔』(共訳、1991年、三修社)
  • ヴェロニカ・ベンホルト=トムゼン編『女の町フチタン―メキシコの母系制社会』(共訳、1996年、藤原書店)
  • ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ著『自伝 フィッシャー=ディースカウ 追憶』(共訳1998年、メタモル出版)
  • ライムント・ホーゲ著ウリ・ヴァイス写真『ピナ・バウシュ タンツテアターとともに』(1999年、三元社)
  • クラウディア v. ヴェールホフ『自然の男性化/性の人工化―近代の「認識の危機」について』(共訳、藤原書店、2003年)
  • イェルク・ツィンマーマン著『フランシス・ベイコン 磔刑―暴力的な現実に対する新しい見方』(共訳、2006年 三元社)
  • カロリーネ・ヒレ著『ハンナ・ヘーヒとラウール・ハウスマン―ベルリンダダ物語』(2010年、書肆半日閑)
  • ゲルトルート・ロイテンエッガー著『ポモナ』(2013年、書肆半日閑)