ハンナ・ヘーヒと
ラウール・ハウスマン
― ベルリンダダ物語 ―
カロリーネ・ヒレ 著
五十嵐蕗子 訳
原書: | Hannah Hoch & Raoul Hausmann ―Eine Berliner Dada-Geschichite |
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総頁数: | 294頁。カラー図版5、モノクロ図版11。A5版、上製 |
発行年月日: | 2010年6月15日 |
ISBN: | 978-4-88303-268-6 |
定価: | 2800円+税 |
解説
20世紀10年代と20年代初めにドイツのベルリンで従来の芸術に反旗を翻した変革運動ダダ。唯一の女性ダダイスト、ハンナ・ヘーヒ。「ダダの鉄人」と言われたラウール・ハウスマン。ふたりの共同生活と破たんから芸術の新分野「フォトモンタージュ」が生まれる。ハンナ・ヘーヒの苦悩と新しい地平への決断を描くフェミニズム的視点からのベルリンダダ解説書。 彼ら二人を通してベルリンダダイストたちのダダ美学とダダイベントそして離合集散が生々しく描かれる。
著者略歴
ヒレ、カロリーネ Hille, Karoline
美術史家、時事評論家、ジャーナリスト。ベルリン大学で美術史、古代史、教育学を学ぶ。1993年「ヴァイマル共和国のマンハイム美術館の歴史について」で学位取得。20世紀の美術と文化についての著書多数。現在マンハイム在住。