詩集 沈黙するものたちの言葉
ゲルトルート・コルマル著
藤倉孚子(ふじむらのぶこ)訳
単行本
私家版
総頁数: | 112頁 |
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発行年月日: | 2013年11月1日 |
解説
作者ゲルトルート・コルマルは1894年、ベルリンの裕福なユダヤ人家庭に生まれた若い女性詩人。本名チョツィースナー。母親はヴァルター・ベンヤミンの妹。ナチスによって絶滅収容所アウシュヴィッツに移送された、1943年2月13日に死亡したとされている。本書は1933年に書かれ、1978年に発表された遺稿詩集『沈黙するものたちの言葉』全22編を翻訳したものである。訳者あとがきと作者の略年譜つき。
訳者紹介
1933年福島県生まれ。東北大学文学部卒。著書:詩集『ガラスの外で』(1994年花神社)、『水面』(2001年近代文藝社)、『橋の下の町』(2004年近代文藝社)、『静かなざわめき』(2008年花神社)。共訳書:ベルンハルト・シュリンク著『過去の責任と現在の法』(2005年岩波書店)、エーバーハルト・シュトラウプ著『フルトベングラー一家の人々』(2011年岩波書店)ほか。